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貴重なキーウィ、産卵新記録

2008年9月26日

世界で最も稀少なキーウィが繁殖期を迎え、今年保護された卵は過去最高となりました。

今回保護されたロウィ(オカリト・ブラウン・キーウィ)の卵は28個。去年の同時期に保護された卵はわずか3個だったため、繁殖プログラムを担当しているニュージーランド環境保全省(DOC)のスタッフも驚くほどの成果でした。

ロウィはキーウィの仲間でも最も深刻な絶滅の危機に瀕している種で、現在の個体数はおよそ300羽と推定されています。

安全な環境で人工孵化
DOCは3年前から南島のウエストランド国立公園の森林で卵を保護し、外敵のいないウィローバンク野生動物公園に移して安全な環境で人工孵化させています。

DOCレンジャーのリズ・ブラウン氏によると、今年の繁殖期はかなり好調で、早めに産卵する鳥が多いということです。

「はっきりとしたことはわかりませんが、冬が比較的温暖だったことが影響しているのではないかと思われます。今年の産卵は7月末に始まり、1月から2月まで続きそうです。人工孵化できる卵はまだまだ増えるでしょう」

現在のところ、無事にヒナにかえった卵が4個、成長不良で孵化できなかった卵が4個、外敵に襲われて損傷した卵が1個確認されています。

野生のキーウィのモニタリング
この冬DOCは新たに一時捕獲した35羽に発信器を装着しました。これにより、従来の45組とあわせて計70組のつがいが監視下に入りました。

ノースアイランド・ブラウン・キーウィの羽毛は硬めですが、ロウィは柔らかな羽毛に覆われています。また、通常キーウィは雄が抱卵しますが、ロウィは雄と雌が交代で卵を温めます。

2006年には12羽、2007年には23羽のヒナが成長しました。今年は30羽を超えるのではと期待されています。

発信器
15種の信号を発信できる小型機器は、キーウィの足に装着されます。担当レンジャーは受信機でその信号を分析し、キーウィの行動を知ることができます。

キーウィの動きがほとんどなくなったら、抱卵していると考えられます。


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