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夜明けの鳴き声コンテスト

2010年12月21日

ニュージーランドは夜明けとともに始まる鳥のさえずりで有名です。森林に生息するユニークな鳥たちのさえずりがオンラインで聞けるようになり注目を集めています。

鳥のさえずりといえば、たいてい庭から聞こえてくるか、木々の上から聞こえてくるものですが、環境保全省(DOC)のウェブサイトのページなら、日夜どの時間帯でも、野生の鳥の鳴き声を聞くことができます。

しかし、鳴き声を聞かせるだけでは満足せず、鳥たちはさらに上のレベルを目指すべく、コンテストを開始するということです。そのコンテストとは、DOCがオンラインで進めている「夜明けの鳴き声コンテスト(Dawn Chorus X Factor)」です。どの鳥が一番優れているかを競う、いわゆる才能発掘のコンテストで、美しく鳴く、羽が生えたニュージーランド固有の鳥なら、どの種類でも応募できます。

クリスマスにふさわしいニュージーランド一の鳴き声を選ぶオンライン投票は、ニュージーランドだけでなく、世界中から投票できます。

鳴き声の素晴らしいニュージーランドの鳥
DOC広報担当のクリス・ピット氏は、このコンテストはニュージーランド固有の鳥たちが持っているものを示す特別な機会である、と述べています。

「さえずりだけが美しいのではありません。他の国には、ニュージーランドのトゥイのような、ユニークな鳥はみられません。これは、鳥たちが歩んできた歴史を物語るものでもあります」と同氏は語っています。

「人類が足を踏み入れるはるか昔、ここニュージーランドは哺乳類の天敵がいない鳥たちの楽園でした。身を守るとすれば、餌を探すハヤブサから時折隠れるくらいだったのです。人間とともにやってきたオコジョやネズミには、じっと動かずに天敵が去るまで身を隠す従来の方法は通用しませんでした。そのため、多くが絶滅し、今も絶滅の危機におびやかされる鳥類がいるのです、カカポはまさにその一種です」

耳をつんざくような夜明けのコーラス
ニュージーランドに上陸したキャプテン・ジェームス・クックは、夜明けのさえずりを、耳をつんざくようである、と表現しました。

現代にいたっては、うるさいほどの鳴き声を耳にすることはありませんが、鳥類の保護活動と注意深い管理のおかげで、あちらこちらの森で鳥のコーラスが戻りつつあります。

「それゆえ、歴史からみれば、鳥たちが披露する類まれな才能は、生きていることの喜びと、失ったものへの悲しみの両方をもち合わせているといえます。喜びと悲しみの両方を表現する鳴き声が1位の座を獲得するに違いありません」

同氏の個人的なお気に入りはベルバードです。「早朝目を覚ませば、夜明けとともに、暗闇を跳ね返すような、ベルバードの澄んだ音色を耳にすることができます。旅行記に記しているのだから、キャプテン・クックも早起きだったに違いありません。私の家のまわりでも夜明けのコーラスが始まっています」

コンテストの候補
「夜明けの鳴き声コンテスト」の候補は、DOCともう一人、テレビでタレント発掘番組の審査員を務めるローナン・キーティング氏によって絞られました。候補は以下のとおりです。

  • ベルバード / コリマコ
    耳に心地よい鳴き声を聞かせることからベルバードと名づけられています。キャプテン・クックは「優美な旋律を奏でる小さな鳥」と記していました。オリーブ色の小さな鳥で、たいていは姿を目にする前に歌声を耳にします。雌は茶色がかったくすんだ緑色で、頭にうっすら青く光る部分と頬に黄色の線があります。雄は明るいオリーブ色で紫がかった頭と、黒い翼と尾をもっています。
  • トゥイ / パースン・バード
    トゥイはニュージーランド全国の森や町、離島でも、たびたびその姿を目にし、歌声を耳にします。他の鳥をまねしたようなしわがれた声を出し、その音域は高周波まで幅広く、人間の耳に全部は聞こえていません。トゥイは、下に黒い羽、上は金属のような青緑に光る羽に覆われ、喉に白い房がついているので簡単に見分けがつきます。
  • ノースアイランド・カカ
    カカは大きなオウムです。色鮮やか、くちばしは大きく、食欲旺盛、鳴き声も大きいのが特徴です。いたずら好きのケアと同じ仲間です。社交好きなカカの群れは早朝と夕刻に集まります。騒がしい甲高い声で鳴くカカの群れを、マオリの人々は井戸端会議と呼んでいました。
  • ノースアイランド・ロビン / トウトウワイ
    ノースアイランド・ロビンは小さな鳥ですが、その歌声は大きく、木々の間を通り抜けて響きます。固有種の生える茂みや外来種の木々が育つ森に生息する人なつっこい鳥で、木々の中を飛びながら、人の後をつけてきます。ノースアイランド・ロビンはくちばしから尾まで18cm、重さは35グラム、細く長い足をもっています。
  • ノースランド・ウェカ
    ノースランド・ウェカは「トゥグ、トゥグ」という低い音と「ウェカ、ウェカ、ウェカ」という引き裂くような大きな音が特徴の鳥です。マタワイとオポティキの間、イーストランド・ヒルズに数千羽が生息しています。その他、新たに放鳥されたウェカが、ベイ・オブ・アイランズ、オークランド近くや離島にも生息しています。

鳥の鳴き声のリンクはこちら

コンテストへの投票についてはこちら

鳥に出会える観光地

ニュージーランドを訪れるなら、鳥のさえずりは聞き逃せない体験のひとつです。鳴き声はニュージーランド全国の庭や森で耳にすることができますが、夜明けの大合唱を聞くことができる鳥類保護区など多くの場所があります。

より詳しい情報

New Zealand bird sanctuaries

Bird conservation in New Zealand

Iconic New Zealand birds

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