子供用の料理本がオスカーにあたる国際賞を受賞
2010年5月6日
ニュージーランドで人気の料理本を出版しているマーガレット・ブルッカーは、名誉ある国際的な賞、ル・コルドン・ブルー・ワールド・フード・メディア・アウォードの「子供用料理本」カテゴリーで金の柄杓賞(最優秀賞)を受賞しました。受賞した『It’s My Turn to Cook』は、親子でより多くの時間を過ごす手段として料理をとりあげ、娘二人の協力を経て編集したものです。
ニュージーランド食品安全局に弁護士として勤めるブルッカー氏は、「二つとない国際的な賞ですから、大きな意味があります」と述べ、食の世界ではオスカーに匹敵する同賞の受賞に喜びをかくせません。
2010年度は、700を超える候補の中から、カテゴリー別に24の最優秀賞が決定されました。
受賞式では、いくつかのカテゴリーでニュージーランドの料理が注目を集めました。
料理研究家ジャン・ビルトンとワイン評論家ベリンダ・ジャクソンは『Marlborough on the Menu』で「フード/ドリンク・ガイドブック」カテゴリー、料理写真家のアーロン・マクリーンは「フード・フォトグラファー」カテゴリー、そして、雑誌『Cuisine Wine Country』は「ドリンク・マガジン」カテゴリーでそれぞれ最優秀賞を受賞しました。
隔年開催のル・コルドン・ブルー・ワールド・フード・メディア・アウォードでは、前回の2007年にもニュージーランドから多くの受賞者が選ばれました。雑誌『Cuisine』は「フード・マガジン」のカテゴリーで、著名な料理研究家ジュリー・ル・クレールは『Taking Tea in Medina』で「ソフトカバー・レシピ・ブック」カテゴリーで受賞を果たしています。
受賞に導いたレシピ
ブルッカー氏の二人の娘、アレクサンドラとシャーロット・ステファンは、料理本が書かれた2007年当時はそれぞれ、8歳と10歳。二人は別々に同書にあるレシピすべてを試してみました。
子供にも作りやすいように書かれていますが、決して退屈なレシピではありません。ニュージーランド人が好きなローストチキンやチョコレートムースの他にもモロッコ風ラム、ケジャリー(インド風ピラフ)、スパナコピタ(ギリシャ風パイ)などの異国風料理も紹介されています。
ロンドンのリース・スクール・オブ・フード・アンド・ワインを卒業したブルッカー氏は、レシピや食に関する本の執筆で広く知られています。『The Food Lover’s Guide to New Zealand』、『Cook’s Bible of Ingredients』など、現在まで5冊の本を出版しています。
『It’s My Turn To Cook』では、同氏の作家そしてシェフとしての力量が生かされているのはもちろん、子供にもわかりやすいよう手順をひとつひとつカラー写真で紹介しているのが特徴です。
子供たちが基本の調理用法を学ぶだけでなく、適切な食材を使って健康的な食事を作れるようになってほしい、と同氏は願っています。同書では、玉ねぎの切り方や食品の安全といった、調理に必要な基本的な内容も紹介しています。
「コルドン・ブルー」について
料理、ホスピタリティそしてマネージメントまで料理に関する幅広い教育を施すル・コルドン・ブルーは世界で最も歴史と権威のある料理学校です。ル・コルドン・ブルー(青いリボン)の名称は16世紀、フランス王アンリ3世により結成された精霊騎士団が青いリボンで結ばれた十字架をかけていたことに由来します。
1895年パリで設立された同校は、現在では世界各地に29校、2万人の生徒を教えるまでに発展しました。教師陣は、ミシュランの星が付いたレストランで、フランス料理や現代料理の研修を積んだマスターシェフです。
詳しい情報:
ニュージーランドの食文化
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