史上最大のハカ、ギネスの世界記録に挑戦
2010年7月16日
ラグビー好きのキーウィがどこからともなく集まれば、「カ・マテ、カ・マテ」の掛け声で知られるマオリの伝統的な迫力あるハカが見られるでしょう。2011年ラグビー・ワールドカップ開催までちょうど一年となる9月11日、ギネス世界記録に挑戦するハカのパフォーマンスが行われる予定です。
史上最大のハカを行うために、ニュージーランド南島北半分(テ・タウ・イフ)に位置する自治体へは、同日午後3時にネルソンのタフナフイ・ビーチに集まるよう協力の要請がありました。
現在の最高記録は、2008年2月16日、北島のナルアワヒアに集まった3,264人です。主催者のマイク・エルキントン氏は、南島北部を中心とする地元マオリの部族がこの記録を確実に破ることができるようグループを結成した、と述べています。
開催日となる9月11日は、2001年米国同時多発テロの日と重なるので、当日はハカの前に、犠牲になった人々の冥福を祈り、1分の黙祷がささげられることになっています。
アオテアロアへようこそ
エルキントン氏は、史上最大のハカへの挑戦は、世界中のより多くの人々に向けてマオリ文化を共有する、ニュージーランドにとっても素晴らしい機会になるだろうと、述べています。
「このハカは、ニュージーランドが一丸となって、ワールドカップに向けて世界中から旅行者を歓迎するために準備を整えているということを世界へ向けて発信する手段ともなるでしょう。つまり、ニュージーランドへの旅行を考えているみなさんに、われわれから「歓迎」の気持ちを伝え、より多くのハカの掛け声をお届けすることによって、来年は世界中から多くの旅行者に来てもらいたいと考えています」
ニュージーランドのナショナルチームによってハカが初めて行われたのは、1888年の国際試合の前でした。男性によって行われるのが通例ですが、タフナヌイ・ビーチでは女性によるハカも行われる予定です。
「参加したい人には誰にでも練習の機会が与えられます。2時間から2時間半の講習では、カ・マテの掛け声と基本的な動きを中心に練習します」
特別なハカ
グループを結成した部族によれば、いくつかあるハカの中から「カ・マテ、カ・マテ」の掛け声によるハカは、歴史的にも重要であり、広く知られていることから今回のパフォーマンスに選ばれたということです。このハカは、同時に、現代のニュージーランド人にとっても誇りと愛国心の現れでもあります。
オールブラックスによる有名なこのハカは、テ・ラウパラハというマオリの部族長によって19世紀初頭に作られました。
テ・ラウパラハはかつての恨みをはらすために彼を追ってきた敵から逃げていました。北島の中央台地にさしかかったとき、その地の首長テ・ファレランギがテ・ラウパラハを縦穴の中に隠し、妻を穴の入り口に座らせ敵をあざむきました。敵が去った後、テ・ラウパラハは穴から姿を現し、生き延びた高揚感を伝えるために隠れている間に作った「カ・マテ、カ・マテ」をテ・ファレランギとその部族の人々の前で披露した、と伝えられています。
ハカの練習
マオリの地元部族はギネスの記録を更新できるよう、ネルソン市議会とネルソン地区の2011年ラグビー・ワールドカップ運営グループと協働しています。
今回、ハカを主催するグループは、ソーシャルメディアを使って、その日に向けて準備をするよう南島の人々に呼びかけています。
ネルソンの2011年ラグビー・ワールドカップ運営チームは、Facebookを使い、参加の呼びかけと、参加者のための練習について情報を発信しています。
公開練習も行われる予定です。バックアップとしてYouTubeのビデオも用意されます。20人以上のグループにはトレーナーをつけることもできます。
詳しい情報
オールブラックス ハカの歴史
マオリの伝統芸能、カパ・ハカ
『インビクタス/負けざる者たち』にマオリの専門家がハカのアドバイス
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