復興めざすカンタベリー地方の観光業
2011年3月8日
立ち入り制限の解除と主要サービスの再開が始まるとともに、クライストチャーチの観光業界も復興への第一歩を踏み出しました。
2月22日の地震による被害はクライストチャーチ市内の局地的なものでした。カンタベリー地方のその他の地域では従来通り観光事業が運営されています。
クライストチャーチではまだ非常事態としての対応が続き、営業不可能な企業も多数存在しますが、空軍博物館やウィローバンク野生動物公園など一部の主要アトラクションは営業を再開しています。
ホテルではシャトー・オン・ザ・パークが営業を開始しました。これにより、市内滞在を希望する方のための宿泊施設が増えたことになります。
クライストチャーチ発着の観光鉄道トランツ・アルパイン号も定期便を運行しています。
クライストチャーチ空港
南島の主な空の玄関口であるクライストチャーチ国際空港は全面的に平常通りに運営されています。
空港は、マウント・クックとマッケンジー地方、アシュバートン、カイコウラ、メスベン、ハンマー・スプリングス、アカロアなど、各方面の観光の足がかりとして機能しています。
カンタベリー地方では、ニュージーランド一流のワイナリーでの食事から、美しい海でのホエールウォッチング、イルカと泳ぐスイミング・ウィズ・ドルフィンまで、様々な体験が楽しめます。観光の拠点となる各地域ではより多くの旅行者を受け入れるべく準備が進んでいます。
クライストチャーチとカンタベリー地方観光局チーフエグゼクティブのティム・ハンター氏によると、最近同地域を訪れた旅行者に関して、状況に対する理解が得られたこと、震災の影響を受けたクライストチャーチを避け、代替となる行程でカンタベリー地方の魅力に触れてもらえたことに謝意を表しています。
「多数の旅行者がカンタベリー地方の観光を決行してくださって、本当に嬉しいです。観光業も困難な状況に置かれていますが、この地を訪れる旅行者の存在があってこそ経済活動を続け、乗り切っていけるのですから」
「この先何ヵ月もの間、私たちはたくさんの人々の支援を必要とすることになるでしょう。具体的に言えば、カンタベリー地方と南島観光の玄関口としてクライストチャーチへ足を向けていただくこと、それが地元にとって心強い支えとなるのです」
政府の援助も
今後数週間は、クライストチャーチの観光オペレーターの多くが政府の補助金を頼りに復興を目指します。
現段階では各事業者がまず運営上の支障を把握し、再び軌道に乗せる見通しを立てる必要があります。
「政府からの援助で急場をしのぎつつ、落ち着いて状況を把握し、将来を見据えた計画を立てることができるので、助かっています」
「観光業界はニュージーランドでもかつて例のない事態に直面しています。残念ながら、手っ取り早い解決方法はなさそうです。クライストチャーチがトップクラスの観光地として再興するには、時間とお金をかけて取り組むしかありません。政府からの補助があれば、短期的なものであれ長期的なものであれ、どのようなかたちのものでも歓迎します」
さらに詳しい情報:
クライストチャーチとカンタベリー地方観光局(英語)
ニュージーランド政府観光局 法人向けサイト(英語)
Christchurch Earthquake Appeal (英語)
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