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地域情報: セントラル・オタゴ

 

地域情報: セントラル・オタゴ

ニュージーランドで最も内陸に位置するセントラル・オタゴは、ニュージーランドで最も暑く、最も寒く、最も乾燥した気候でもあります。この地域は、かつてゴールドラッシュの頃には、金脈を求めてやってきた人々で賑わいましたが、今では、広く開放的な土地と少ない人口で知られています。人口密度はたったの1.7人/㎢、国内最少です。

 

   
自然の魅力
セントラル・オタゴは、クロムウェル、アレクサンドラ、マヌヘリキア、ロクスバラ、マニオトトの、5つの地区で構成されています。それぞれの地区に特徴や見所があり、周辺地域の歴史を巡る旅の拠点として滞在できます。金鉱の名残りはこれら地域のあちらこちらに分布しており、これらを見て廻るのも楽しい体験となります。

昔は金鉱で有名だったセントラル・オタゴですが、今ではワインがこの地方の一番の特長となっています。世界最南に広がるワイン産地の一部を成し、特に、セントラル・オタゴ産のピノ・ノワールは世界で高く評価されています。

 

Central Otago - vast open plains
Central Otago - vast open plains
 

歴史

先住民マオリがセントラル・オタゴを訪れたのは、ポウナム(グリーンストーン、翡翠)を採りに西海岸の川を目指す途中のことでした。その後彼らは、狩りをしにこの地域に来るようになり、いかだを作ってクルーサ川に浮かべ、モア(絶滅した大きな鳥)やその他の収穫物を西海岸に運びました。

地元のマオリの人々はこの川を「マタ・アウ(なめらかな流れ)」と呼びました。伝説によると、コプワイという名の巨人が二頭犬の一団と共に、マタ・アウ川のはるか上、アレクサンドラの奥、オールド・マン山脈に住んでいました。マオリの人々がこの山脈をコプワイと呼ぶのは、このためです。

1861年にガブリエルの谷で金が発見されると、ヨーロッパ人がこの地域にやってくるようになりました。ゴールドラッシュはあっという間にセントラル・オタゴじゅうに拡がり、数々の町が生まれました。今日でも、広く点在する遺跡の数々から、この地域がかつて開拓の先駆的な役割を果たしていたこと、金鉱が盛んであったことなどを、思い起こすことができます。
Central Otago - golden Maniatoto hills
Central Otago - golden Maniatoto hills
 

食べ物とワイン

セントラル・オタゴは、ニュージーランドで最も急成長を遂げているワインの生産地であり、世界的に有名なピノ・ノワールの産地としてもその名を知られています。

セントラル・オタゴはワイン産地としては小さいエリアですが、ニュージーランドでも最高と謳われるピノ・ノワールの銘柄がいくつも生まれています。ピノ・ノワールはこの地域のワイン生産の70%を占め、刺激的でスパイシーな風味、ベルベットのような感触が特徴とされています。

ピノ・ノワール以外の30%は、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴェルツトラミナーなどで、これらの種類も成功を収めています。ワイナリーツアーも多数催行されていますが、標識に従ってワイナリーを巡ることもできます。ニュージーランドで最も景観に優れたワイン産地のひとつなので、数種類のワインを楽しむうちに、息を呑むような景色にも出会うことができるでしょう。 一味違ったワイン・テイスティングと言えば、セントラル・オタゴはニュージーランドで初めてインタラクティブなワイン・アドベンチャーを始めたところでもあります。クロムウェルにある、ビッグ・ピクチャーでは、ワイン・テイスティング、アロマ・ルーム、ブドウ畑上空のバーチャル・フライトなどがあり、多角的にワインを楽しむことができます。
Central Otago - award-winning wines
Central Otago - award-winning wines
 

アドベンチャー/アウトドア・アクティビティ

ゴツゴツした岩の多い地形のセントラル・オタゴでは、さまざまなアウトドア・アドベンチャーを体験できます。オタゴ・セントラル・レイル・トレイルやネイズビー・ブラック・フォレストでは、ウォーキングやマウンテンバイクが一年中楽しめます。冬は、カーリング、アイススケート、天然の氷の上を滑るリュージュ他、様々な氷上のスポーツが盛んです。

オタゴ・セントラル・レイル・トレイルでは150kmのコース沿いに、ニュージーランドで最も記憶に残る美しい景色や金鉱にまつわる歴史的スポットの数々を楽しめます。このコースは、歩くことも自転車で行くこともできます。古い鉄道敷に沿って進むので、急な斜面はありません。立ち止まって景色を楽しめる場所がたくさんあります。このトレイルでは、ツアーを催行している会社もたくさんあります。宿泊、自転車レンタルから荷物の移動まで、全てを手配すれば、快適に旅を続けられます。

ネイズビーは、ニュージーランドの氷上スポーツの中心です。南半球で唯一、オリンピック・レベルのカーリング施設や天然のリュージュ・コースがあります。必要事項の説明を受け、用具を借りて1時間の体験ゲームに参加するか、もしくは規定の2時間のゲームをすることもできます。天然リュージュ・コースはニュージーランドではここだけです。最高時速70kmが出る360mコースでは、あらゆるレベルのスリルを味わうことができます。
Central Otago - rail trail riders
Central Otago - rail trail riders
 

季節の見所

セントラル・オタゴは、四季がはっきり分かれているので、一年を通じて観光に適しています。夏は国内最高気温、冬は国内最低気温を記録する、気温差の激しいこの地方では、独特の風景が季節ごとにドラマティックな変化を遂げます。

ここでは、ニュージーランドでは珍しく、積雪、氷、霜といった、真の冬を体験することができます。セントラル・オタゴで氷上スポーツが盛んな理由は、この寒い気候によるものです。

カーリングは、スコットランドからこの地にやってきた人々によって広められました。彼らは、凍った池や小さなダムで、スコットランドの伝統ゲームを楽しみました。このスポーツを通じて、カーリングに関するたくさんの伝統や習慣が、セントラル・オタゴの文化に根付き、これは今日でも見て取れます。アレクサンドラやマニオトト平原には屋外カーリング場、ネイズビーにはオリンピック・レベルの屋内カーリング場があり、一年中カーリングを楽しむことができます。
Central Otago - curling
Central Otago - curling
 

ご存知ですか?

  • セントラル・オタゴは、ニュージーランドで最も内陸に位置する地方です。最も暑く、最も寒く、最も乾燥した地域です。
  • クルーサ川は、ニュージ−ランドで最大の流水量を誇ります。クルーサ川の名前はスコットランドのクライド川に由来します。クライドをゲール語で言うとクルーサとなります。 セントラル・オタゴの面積は10,000㎢、それに対し人口は、17,000人にも足りません。
  • セントラル・オタゴは、世界最南のワイン産地です。