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地域情報: クライストチャーチ/カンタベリー

 

地域情報: クライストチャーチ/カンタベリー

カンタベリーは、ニュージーランドで最大面積を有する地方で、中心都市はクライストチャーチです。西側をサザンアルプス、東側を太平洋に挟まれたこの地方は、多様な地形に恵まれているので、それらを活かした様々なアドベンチャーや探険ができます。ニュージーランド最高峰、マウント・クック(マオリ語でアオラキ)があることでも有名です。

 

   

自然の魅力

クライストチャーチは南島最大の都市、ニュージーランド国内第二の都市で、人口は350,000人を超えます。700以上の公園を有する「庭園の街」として知られ、毎年2月か3月ごろに開催されるフラワー・フェスティバルでも知られています。

カンタベリー地方の見所の一つに、「アルパイン・パシフィック・トライアングル」ルートが挙げられます。これは、温泉の町ハンマー・スプリングス、ワインの産地ワイパラ・バレー、沿岸の町カイコウラ、の3ヶ所を結ぶルートです。牧歌的な田園風景からゴツゴツした海岸沿いの景色まで、素晴らしい景観をハイウェイ沿いに楽しむことができます。

 

Canterbury Plains - from mountain to sea
Canterbury Plains - from mountain to sea
 

歴史

マオリの伝承によると、先住民マオリの人々がカンタベリー地方にやってきたのは約1000年前と言われています。初期には、ナティ・マモエ族とワイタハ族が住んでいましたが、後に北島からやってきたナイ・タフ族が支配権を握ることになります。今でも南島には、ナイ・タフ族が最も多く住んでいます。

マオリの人々が最初にやってきた頃、オタウタヒ(クライストチャーチのマオリ名)は低湿地帯でした。ウナギ、シラス、魚、固有のハトや湿地に生息する鳥類など、食用になるものが豊富だったため、彼らはこの土地が気に入ったのです。現在のクライストチャーチから11km内陸の場所にあった、カイアポイという町は、マオリの集落では最大級の町で、西海岸で採れたポウナム(グリーンストーン)売買の中心でした。

この地域の至る所に、長い歳月の風化に耐えながら、マオリのロック・アートが今も多数残っており、マオリの人々が初めてやってきたころを偲ぶことができます。これらは南カンタベリーの田舎地方に集中しており、南島マオリの歴史と文化を解く鍵となっています。 ヨーロッパ人では、ごく初期にこの地域までアザラシやクジラを捕りに来た人もいましたが、本格的に住み始めるのは、1850年にヨーロッパからの一団がリトルトン湾にやってきてからでした
Canterbury - historic tram, Christchurch
Canterbury - historic tram, Christchurch
 

自然/野生の動植物

山でも海でも、カンタベリーでは様々な野生生物や自然を見ることができます。カイコウラ沖では巨大なマッコウクジラ、アカロアの海ではイルカ、アーサーズ・パスではケアと呼ばれるいたずら好きな高山性のオウムが見られます。

東海岸の町、カイコウラは、クライストチャーチとピクトンの中間に位置し、ニュージーランドで最も素晴らしい海岸に迫る山々の景色が望めます。また、エコ・ツーリズムに基づいたアクティビティでも知られています。カイコウラの地名はマオリ語で「イセエビを食べる場所」という意味です。その豊富なシーフードと海洋生物に魅せられて、たくさんの旅行者がここを訪れます。

カイコウラはホエール・ウォッチングが最も有名で、沖に出れば、巨大マッコウクジラをはじめ、季節によって様々な種類のクジラを見ることができます。海鳥やその他の動物はもちろん、希少種で世界最小のイルカ、ヘクターズ・ドルフィン(セッパリイルカ)やダスキードルフィン(ハラジロカマイルカ)、オットセイなどもよく見かけます。旅行者向けのツアーもたくさんあり、ボート・クルーズから飛行機の利用まで、バリエーションに富んでいます。

バンクス半島沖でもイルカがよく見られます。フランス人入植の歴史を色濃く残す町、アカロアからは専用クルーズが出ています。ヘクターズ・ドルフィン(セッパリイルカ)をはじめ、ホワイト・フリッパード・ペンギン(ハネジロペンギン)、オットセイや海鳥など、様々な海洋生物を目にすることができます。イルカと一緒に泳げるツアーもあり、これらの哺乳類が自然環境下で戯れる姿を間近で見ることができます。

素晴らしい山岳の景色とともに、多種多様な固有の動植物に触れるなら、アーサーズ・パス国立公園へ行くのがお勧めです。公園内には東海岸と西海岸を結ぶ峠があり、数々の人気のトレッキング・コースがあります。ここでは、高山植物や、生意気なケア(世界唯一の高山性オウム)をはじめとする野生動物を間近に見ることができます。

テカポ湖とアオラキ/マウント・クックを含む南島マッケンジー地方の星空は、「スターライト・リザーブ(星空の保護区)」としてユネスコに世界遺産登録の申請をしています。この地域は、現在なお光害の影響なく星を観測できる、世界でも有数の場所として、天文学者や天文ファンたちの間ではすでによく知られています。
Canterbury - Avon river, Christchurch
Canterbury - Avon river, Christchurch
 

アドベンチャー/アウトドア・アクティビティ

クライストチャーチ周辺の地形は多様性に富んでいるので、いろいろなアドベンチャーやアウトドアを楽しむことができます。空中で、海中で、山に登って、など、自然を舞台に様々なアドベンチャーの可能性があります。

カンタベリーの地形と気候は、熱気球に最適です。広大な平原とサザンアルプスを背景にするカンタベリーは、気球を楽しむならニュージーランドで最高の場所といえるでしょう。早朝に出発して空高く昇り、サザンアルプスと太平洋を左右両側に360度の眺望を楽しむ熱気球飛行のツアーは、いくつもの会社が毎日催行しています。

アオラキ/マウント・クック国立公園のあるカンタベリー地方は、登山やハイキングのメッカでもあります。この国立公園の40%は氷河に覆われ、ニュージーランド最高峰マウント・クックをはじめ標高3,000mを超える山が23もあります。マウント・クック・ビレッジはこの山のふもとにあり、登山者やハイカーの基地となっています。

クライストチャーチから北へ90分に位置するハンマー・スプリングスは、リラックスしたい人々にも、アドベンチャーを求める人々にも、それぞれのアクティビティがあります。ジェット・ボート、バンジージャンプ、四輪自動車などのスリリングなアクティビティはいうまでもなく、マウンテンバイク・コースやハイキング・コースも楽しめます。マス釣りやサケ釣りなどフィッシングも体験できます。それほど激しくないアクティビティなら、あの有名なハンマー・スプリングス・サーマル・プール・アンド・スパがお勧めです。硫黄泉や岩風呂、温泉プールに入ってリラックスしましょう。
Canterbury - 'Garden City, Christchurch
Canterbury - 'Garden City, Christchurch
 

アート/カルチャー

クライストチャーチは昔からアートと文化が盛んでした。150年以上も前に、町の創始者たちは、町の中心部に文化エリアをつくることを考えていました。教育、アート、科学、政治、宗教、歴史、レクリエーションなどが、1㎢以下の敷地の中ですべて可能なのです。

文化エリアの中心となるカンタベリー博物館には、この地方だけでなく、国内外の展示物が集められ、その数は二百万にも上ります。カンタベリーに初めて定住した人々、モアを狩猟していたマオリの人々とその子孫、ヨーロッパ入植者の文化的経済的発展、家族の歴史、地域の歴史、など、そのコレクションのトピックスは多岐にわたります。

ネオ・ゴシックの建築で知られるクライストチャーチ・アート・センターは、以前はカンタベリー大学の校舎として使われていました。現在では、ニュージーランドで最も重要な、歴史や文化を楽しむ施設のひとつとなっています。週末になれば、アート&クラフトの露店や各国料理の出店、ライブのストリート・パフォーマンスやコンサートなど、様々な催しが開かれます。アート・センターは、地元の人も旅行者も、楽しく午後を過ごせる場所です。

2003年5月にオープンした、クライストチャーチ美術館(テ・プナ・オ・ワイフェトゥ)もまた、この町の文化エリアの中心に位置します。2フロアにわたる展示スペース、教育的なアクティビティを体験できるエリア、ホール、カフェとビストロ、販売店(2つ)、彫刻庭園、そして地下駐車場があります。 他にも、現代アートセンター、クライストチャーチ植物園、そして町の象徴としても知られるクライストチャーチ大聖堂があります。この文化エリアは、歩いて廻ることもできますが、トラムに乗って乗務員のアナウンスで町の歴史を聞きながら廻るのもよいでしょう。
Canterbury - Millenium sculpture, Christchurch
Canterbury - Millenium sculpture, Christchurch
 

季節の見所

クライストチャーチから程よい距離のドライブで行ける範囲に、たくさんのスキー場があるので、カンタベリーはスキーとスノーボードを体験するにも適した観光地と言えるでしょう。

カンタベリー地方には10以上のスキー場があり、その全てはクライストチャーチから車で2時間半以内に位置しています。一般向けに営業してる大きなスキー場から小さなクラブまで種類も豊富で、すべてのスキーヤーに適したレベルのコースがあります。マウントハットはこの地方でも最大、最も開発の進んだスキー場で、通常ニュージーランドで最も早い時期にオープンし、最も遅い時期まで営業しています。クライストチャーチ国際空港からほんの一時間強、サザンアルプスのふもと、標高2086mに位置します。

ポーターズはクライストチャーチに最も近いスキー場で、家族連れに最適の山です。大きいスキー場とは言えませんが、たくさんのコースがあるので、初心者から上級スキーヤーやライダーまで、全ての人それぞれに、楽しめる何かがあります。

ご存知ですか?

  • クライストチャーチは庭園の街として知られています。市内には公園が740もあり、その総面積は3,000ヘクタールにも上ります。
  • カンタベリーには南半球最長の橋があります。国道1号線にあるラカイア橋で、全長は1.8kmです。
  • マウント・クックは、ニュージーランド最高峰で、標高3,754mです。マオリ語では「アオラキ(雲を貫くもの)」の名前で知られています。
  • カンタベリーは、ニュージーランド最大面積を有する地方で、その面積は約42,200平方キロです。