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地域情報: ダニーデン/コースタル・オタゴ

 

地域情報: ダニーデン/コースタル・オタゴ

南島の南東沿岸に位置するダニーデンには国内最古の大学があり、芸術と文化の中心として知られています。ヨーロッパからの入植で栄えた町としては、国内で最大かつ最古の一つであり、豊かなスコットランド文化が根付いています。市内にはエドワード朝様式およびビクトリア朝様式の建物がたくさん見られます。

 

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ダニーデン/コースタル・オタゴの地図と旅行情報

自然の魅力

コースタル・オタゴ地方(ダニーデンがその最大都市)は、ワイタキ川(北部および内陸)からクルーサ川(南部)にかけて広がる地域を含みます。ダニーデンの町は、オタゴ半島への入り口であるとともに、南東沿岸の風光明媚なドライブコース「サザン・シーニック・ルート」への入り口としての役割も持ちます。

オタゴ半島は、サステイナビリティや自然に親しむアクティビティの拠点です。タイアロア・ヘッドには世界で唯一本土に位置するアルバトロス(アホウドリ)の群生地があります。他にも、希少種であるイエロー・アイド・ペンギン(キガシラ・ペンギン)やニュージーランド・オットセイを見かけることもあります。北へ向かってモエラキ・ボールダーズを過ぎると、エコ・ツーリズムや歴史に触れることのできる町、オアマルへ出ます。オアマルでは、ホワイトストーンを使ったビクトリア朝様式建築の見学やブルーペンギン(コガタペンギン)の観察などがお勧めです。逆に南へ下れば、クルーサ川では釣りが楽しめます。

 

Otago Peninsula - albatross
Otago Peninsula - albatross
 

歴史

考古学によると、ダニーデンに初めてマオリが入植したのは1100年頃のことで、人口のほとんどは南東海岸に集中していました。この地域は、マオリ語では「オテポティ」と呼ばれています。

1840年代初期に、ダニーデンはスコットランドからのニュージーランド移民先として計画され、この後まもなく初めの入植者がやってきました。1850年代にかけて、この地域にやってくる入植者の数は減少していきますが、1860年代に金が発見されると、ダニーデンへの入植者数は増え、町としての重要性も増していきます。ダニーデンは当時、ニュージーランドで一番重要な商業都市のひとつになりました。ゴールドラッシュに惹きつけられて、たくさんの人々が新しく移民してきました。中国人が最も多く、アイルランド、イタリア、フランス、ドイツなどからも移民がやってきました。この時期の移民の影響で、今でもダニーデンには中国文化とのつながりが強く見られます。

ゴールドラッシュ時代に建てられた建物の多くが今でもそのまま使われています。ファースト教会、オタゴ大学の時計台、ラーナック城、オタゴ男子高校などはすべて1800年代の後期に建てられたものです。繁栄を象徴する壮麗な建築で知られるダニーデン鉄道駅は1906年に完成しました。オアマルでもビクトリア朝やエドワード朝時代の歴史や建築に触れることができます。特に、石灰岩の一種、地元でとれるホワイトストーンを建材として使用した石造りの歴史的建築物で知られています。
Dunedin - Larnach Castle
Dunedin - Larnach Castle
 

アート/カルチャー
大学のある学園都市として長い歴史をもつダニーデンは、学問・芸術・文化の中心としての地位を確立してきました。それは今日でも変わらず、多くのすぐれた詩人、作家、芸術家、音楽家たちを輩出しています。

市内に多くみられるビクトリア朝様式、エドワード様式の歴史的建築物は、スペイツ醸造所やダニーデン鉄道駅のように、現代風に利用されています。スコットランドからの移民や開拓の歴史が、ダニーデン文化の大きな部分を占めています。これは、オタゴ入植者博物館やオルベストン邸を訪れればわかります。ダニーデン鉄道駅から出発するタイエリ峡谷鉄道でも、ミドルマーチの町までの線路沿い、オタゴの景色を楽しみながら、開拓に苦労した初期の人々の生活に思いを馳せることができます。

ダニーデン公立美術館は1884年に設立されました。国内外および地元のアーティストの作品を展示している、ニュージーランド有数の美術館です。中国庭園は鉄道駅の脇にあり、ゴールドラッシュによってもたらされた中国文化との繋がりを思い起こさせます。オタゴ博物館と大学は隣接しており、どちらも地元の文化や芸術について、あらゆる角度からセミナーや展示を行うとともに、音楽のコンサートやイベントもたびたび催されています。ダニーデンは舞台芸術も盛んで、劇場も賑わっています。

スポーツ、特にラグビーもまた、ダニーデンの文化に息付いています。スポーツ・ホール・オブ・フェームへ足を運ぶか、遠征チームが地元チームに勝ちづらいことから「ハウス・オブ・ペイン」とも呼ばれるカリスブルック・ラグビー・スタジアムでラグビー観戦をしてみましょう。これらの場所を訪れれば、地元の人々がいかに強くスポーツと関わっているかがよくわかるでしょう。
Coastal Otago - Moeraki boulders
Coastal Otago - Moeraki boulders
 

自然と野生の動植物

オタゴ半島には、世界で唯一の本土に位置するアルバトロス(アホウドリ)の群生地があります。この鳥は翼幅3m、最高時速115kmで飛ぶことができます。群生地には約140羽が生息し、アルバトロスを大群でみることができます。

この半島には、世界で最も希少なペンギン、イエロー・アイド・ペンギン(マオリ語ではホイホ)をはじめ、様々な鳥類、ニュージーランド・オットセイやアシカも生息しています。半島にあるポートベロの町には、オタゴ大学海洋研究センターがあります。水槽と情報パネルの展示で、この地域の水中動植物の生息環境について理解を深めることができます。北のオアマルは、ブルーペンギンがたくさんいることで有名です。

野生動物の観察に加え、この地域には遊歩道や自転車道その他のスポーツ・アクティビティもたくさんあり、自然にどっぷり浸かってアクティビティを楽しむことができます。オタゴ半島の周りを進むカヤック、クルーサ川で船をチャーターする釣り、カーギル山やパイナップル・トラックでのウォーキングなど、これらは様々なアクティビティのほんの一部です。この地方にはビーチもたくさんあり、モエラキにあるモエラキ・ボールダーズ、トンネル・ビーチにあるトンネルとクジラの化石、セント・クレアでのサーフィンなど、それぞれに特長が見られます。
Dunedin - yellow-eyed penguin
Dunedin - yellow-eyed penguin
 

サステナビリティ

オタゴ半島には、世界で最も希少な野生動物がいくつか生息しており、そのほとんどが、保護環境の下、繁殖計画がなされています。ダニーデンはニュージーランドの野生生物保護に熱心な都市としてもその名を知られています。エコツアーを催行する業者は、このダニーデンの評判を守るべく、サステイナビリティ(持続可能な自然環境)に配慮した対策をとり、環境保護に努力しています。

モナーク・ワイルドライフ・クルーズとエルム・ワイルドライフ・ツアーズでは、この半島に棲む野生生物に特化したツアーを催行しており、どちらも環境改善を目指す国際的な認証制度「グリーングローブ」に認められています。この半島の独特な環境を誇りにしている地元コミュニティは、旅行者向けのツアーに、生息環境をこわすことなく、持続可能な自然保護を目指しながら、野生動物の見学をするよう求めています。

地元の観光関連事業者の多くが、サステイナビリティをビジネスの基本理念として捉えています。オロコヌイ・エコ・サンクチュアリでは、周囲に張り巡らされたフェンスによって有害な小動物から内部が守られており、希少種の動物や鳥類の個体数が回復に向かっています。この地方には、カイマタ・リトリートやハイランド・ピークス(クォールマーク「エンバイロ・ゴールド」取得のロッジ)といったエコロッジもあります。
Dunedin - Octagon
Dunedin - Octagon
 

ご存知ですか?

  • アルバトロスの群生地はフォート・タイアロアのトンネルの上にあります。このトンネルは、帝政ロシアの侵略に抵抗するために100年以上前にできたものです。
  • ダニーデンには「初」がたくさんあります。例えば、ニュージーランド初の大学、初の新聞、初の医科歯科学校、初の女性弁護士、初の公共美術館などです。 「ダニーデン」はケルト語でスコットランドの首都「エジンバラ」を意味し、当初のダニーデン都市計画はエジンバラとそっくりでした。通りの名前にはエジンバラと同じものが使われたものの、この地には丘や湿地があったので、都市計画担当者は到着するとすぐ、計画地図を描き変えなくてはなりませんでした。
  • ダニーデンには世界一急な坂、ボールドウィン・ストリートがあります。毎年地元の慈善事業で行われるお祭りでは、3万個ものジャファ(丸いチョコレート・キャンディ)が、この坂を転げ落ちます。
  • ダニーデン大学の学生は、しばしば「スカーフィ」と呼ばれます(同名タイトルの、ダニーデン学生生活を基にした映画もあるほど)。その伝統の一つが「セルウィン・バレエ」です。男子学生がバレリーナの格好をし、カリスブルック・スタジアムで行われるラグビーの試合で、準備周到にパフォーマンスを繰り広げるのです。