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地域情報: マールボロ
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地域情報: マールボロ
南島北端部に位置するマールボロ地方は、年間を通じて晴天が多く、地形も変化に富んでいるため、アウトドア・アクティビティを楽しむのに適しています。ブドウ栽培とワイン生産においても全国一で、地方内には100を超えるワイナリーが点在しています。
自然の魅力
温暖な気候、長い海岸線、手付かずの原生林に恵まれ、アウトドア・アクティビティが盛んです。ハイキング、マウンテンバイク、シーカヤックなどの人気が高く、クィーン・シャーロット・サウンドでは一年を通じてこれらのアクティビティが楽しめます。
マールボロ地方最大の町はブレナム(人口約3万人)です。年間の日照時間では度々全国一になるこの町は、行楽地として人気が高く、周辺地域を旅行する拠点としても最適です。ブレナムの次に大きな町ピクトンは、クィーン・シャーロット・サウンドに面しており、ここから北島へ向かうフェリーが出発しています。
Marlborough - Queen Charlotte Sound
マオリ文化/歴史:
ポリネシア人航海士クペの伝説や18世紀の探検家ジェームズ・クックにまつわる話など、マールボロ地方は豊かな歴史に彩られています。
マオリの伝説では、偉大なポリネシア人航海士クペがマールボロ・サウンドを作ったと言われています。昔、クペは太平洋でテ・フェケという名の巨大なタコと戦い、その体を真っ二つにして勝利しました。クペは南島を掴んで支えにしながら戦っていたため、その指で陸地が削り取られマールボロ・サウンドの入り江ができたということです。
マオリの人々は12世紀頃からこの地方に定住していたと考えられています。そして国内の他地域と同様に、この土地も様々なイウィ(部族)によってその所有権が争われました。今日では8つの部族がマールボロ地方の先住民として認められています。
1770年、マールボロ地方に初のヨーロッパ人、ジェームズ・クックがやってきました。1800年代に入ると捕鯨基地を設営するためにヨーロッパから入植者が移り住み始め、その後エンデバー・インレットでアンチモンが発見されると、鉱夫や農民らの入植も始まりました。
Marlborough - pioneer cottage
フード&ワイン
マールボロ地方は、ニュージーランド最大のブドウ栽培とワイン生産の地として知られています。また、沿岸で獲れる新鮮なシーフードや温暖な気候に育まれた農産物も有名です。
この地方には100以上のワイナリーが点在し、ニュージーランド産のワインの半分以上がここで作られています。独特な青草の香りを持つソーヴィニヨン・ブランで世界的に有名ですが、シャルドネ、リースリング、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールなども高い評価を受けています。多くのワイナリーでは併設のレストランで地元の食材を利用した料理とそれにマッチしたワインを提供しています。レンタカーや自転車で、またはガイド付きのワインツアーに参加して、試飲や食事を楽しむワイナリー巡りをしてみましょう。
マールボロ・サウンドの冷たく澄んだ海で育つグリーンシェル・マッスル(ムール貝)もマールボロ地方ならではの味覚です。この他、キングサーモン、カキ、パウア(アワビ)、キングフィッシュ(ヒラマサ)、コウラ(淡水エビ)の養殖も盛んで、ニュージーランドの水産養殖生産物の輸出量の80%以上をマールボロ産が占めています。
Marlborough - vineyard
自然/野生の動植物
マールボロ地方には貴重な鳥類や海洋生物が生息しています。ブッシュウォークやクルーズ、カヤッキングをしながら様々な動物を観察してみましょう。
マールボロ・サウンドのクィーン・シャーロット・サウンドでクルーズに参加すれば、イルカ、オットセイ、キング・シャグ(大型の鵜)、ブルー・ペンギンなどを見ることができるでしょう。ここでは、珍しいヘクターズ・ドルフィン(セッパリイルカ)、ダスキー・ドルフィン(ハラジロカマイルカ)、ボトルノーズ・ドルフィン(バンドウイルカ)など、5種類のイルカが様々な時期に姿を現します。野生動物を間近に見るには、シーカヤックもおすすめです。技能レベルに応じたガイド付きのシーカヤックツアーが催行されており、所要時間も短いものから宿泊つきのものまで様々です。
マールボロ地方は野鳥愛好家にもおすすめの旅行先です。害獣のいないモトゥアラ島鳥類保護区には、ブルー・ペンギン、サウス・アイランド・サドルバック(ニュージーランドムクドリ)、ケレル(ニュージーランドバト)、ベルバード(ニュージーランドミツスイ)、イエロー・クラウンド・パラキート(キガシラアオハシインコ)、サウス・アイランド・ロビンなど、多くの希少な鳥たちが生息しています。また、沖の島々には世界でもマールボロ・サウンドだけに生息するキング・シャグ(大型の鵜)を始め、多種多様な海鳥の営巣地があります。
Marlborough - hiking in the sounds
アドベンチャー/アウトドア・アクティビティ
マールボロ地方では陸上や水上で様々なアクティビティが楽しめます。ウォーキング、サイクリング、シーカヤックなど、どれも大自然が満喫できるアクティビティです。
クィーン・シャーロット・サウンドからケネプル・サウンドへと続くクィーン・シャーロット・トラックは、美しい景観と変化に富んだ地形、多種多様な動植物が楽しめる全長67kmのトレッキング・コースです。どの地点からでもスタートできますが、シップス・コーブからスタートしてアナキワでゴールするのが人気のルートです。どちらもボートでしかアクセスできません。
全行程を歩くには3~5日間、マウンテンバイクなら2~3日間かかります。途中でフィッシングやセイリング、シーカヤックを楽しめるのは、海岸沿いにあるトレッキング・コースならではの魅力です。
道中には格安のバックパッカーから一流のフード&ワインを提供する豪華なB&Bまで、様々な宿泊施設があります。宿泊施設間の荷物の運搬を手配すれば、重い荷物を背負って歩くこともなく、身軽にトレッキングが楽しめます。
Marlborough - sea kayaking
ご存知ですか?
マールボロ地方には面積180,476ヘクタールを誇るニュージーランド最大のファーム、モールズワース・ステーションがあります。
マールボロ・サウンドには1500kmの海岸線があり、これは全国の海岸線の10%にあたります。
世界でも最も希少な鳥類の一種、キング・シャグ(大型の鵜)は、ニュージーランドのマールボロ地方にだけ生息しています。
ニュージーランドのワイン生産量の60%以上がマールボロ地方で生産されています。