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地域情報: ネルソン

 

地域情報: ネルソン

南島最北端に位置するネルソン地方は、芸術と文化、黄金色のビーチ、美味しいシーフードとワインで有名です。3つの国立公園と2つの海洋保護区があり、国内で最も晴天の多い地方でもあるため、アウトドアを楽しむには理想的な旅行先です。

 

   

自然の魅力

ネルソン地方には黄金色の砂に覆われたビーチや大切に保護された国立公園があり、大自然や野生の動植物、アウトドア・アクティビティを体験する機会が豊富です。

シーカヤック、ロッククライミング、ホワイトウォーター・ラフティング、マウンテンバイク、セイリング、乗馬トレッキング、オットセイと泳ぐシール・スイミングなどが、年間を通じて楽しめます。

クリエイティブな文化もこの地方の特色です。350人以上の芸術家や職人が居住し、有名な「ワールド・オブ・ウェアラブル・アート」を生み出したのもここネルソンです。アートツアーで工房を訪ね、地元のアーティストたちと交流してみましょう。

温暖な気候に恵まれたネルソン地方では、食品やワインの生産も盛んです。ワイナリー、醸造所、レストランが数多くあり、美しい景観の中で地元の味覚が楽しめます。オセアニア最大の漁港があり、新鮮なシーフードが特に有名です。ネルソン産のホタテ貝、ハマグリ、サーモンなどを使った料理をネルソン産のワインやビールと共に味わってみましょう。

 

Nelson - Artist studio
Nelson - Artist studio
 

歴史

ネルソン地方はマオリ語でテ・タウ・イフ・オ・テ・ワカ・ア・マウイ(マウイのカヌーの舳先、の意)と呼ばれています。マオリの伝説では、ワカ(カヌー)に乗った半神半人のマウイが北島(テ・イカ・ア・マウイ、マウイの魚)を釣り上げたと言われています。

肥沃な土地、豊かな海の幸、温暖な気候に恵まれたネルソン地方には、およそ700年から800年前にマオリの人々が住みつき、海岸沿いや川の近くに村を作りました。マオリの部族間の交易や太平洋を横断する貿易船の中継地として、また、北島のマオリがヒスイを求めて南島西海岸へ向かう道中の休息地として栄えました。アージライト(石器に最も良く使われていた石)を探してこの地方にやって来る商人も多くいました。こうして賑わったネルソン地方の土地を巡り、マオリの部族間ではしばしば戦いが繰り広げられました。
Nelson - Torrent Bay
Nelson - Torrent Bay
 

フード&ワイン

ネルソン地方の温暖な気候や海に近い立地条件は、ワインや食品の生産に理想的です。また、オセアニア最大の漁港があり、ホタテ貝、ハマグリ、サーモンなどが地元の名産となっています。

ネルソン地方は国内でも有名なワイン生産地帯のひとつです。シャルドネ、ピノ・ノワールのほか、香り豊かなリースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールや濃厚な風味のソーヴィニヨン・ブランが高い評価を受けています。地方内には家族経営のワイナリーが26軒あり、現地でワインの販売も行っています。ワイナリー巡りをすれば、様々な種類のワインを味わい、ブドウ栽培やワイン生産について学ぶことができます。

新鮮なシーフードはネルソン地方の名産です。地元産のシーフードを使った美味しい料理を提供するレストランやカフェが数多く点在しています。ネルソン市内から車で30分、オールド・マプア・ワーフにある「ザ・スモークハウス」では、自然な方法で燻製にしたシーフードを提供しています。受賞経験もあり、タスマン・ベイから流れ込むワイメア・エスチュアリーを眺めながら各種メニューを味わうことができます。
Nelson - local cuisine
Nelson - local cuisine
 

自然/野生の動植物
3つの国立公園、2つの海洋保護区、長い海岸線を擁するネルソン地方では、国内有数の美しい大自然と野生の動植物が見所です。

アベル・タスマン国立公園内にあるトンガ・アイランド海洋保護区では、オットセイと泳ぐというユニークな体験ができます。ニュージーランド・オットセイの繁殖地があり16年前から保護区に指定されているため、多くの野生動物が生息し、手付かずの自然が残されています。自然の生息環境の中でオットセイを間近に観察してみましょう。

ネルソン市内から車で2時間のところにあるフェアウェル・スピットも、この地方が誇る自然の見所のひとつです。南島最北端からタスマン海に突き出した全長35kmのこの砂嘴は、現在も伸び続けており、自然に形成された砂嘴としては世界最長です。この地域は景観が美しいだけでなく、90種以上の鳥たちの生息地でもあり、カツオドリの群生地がある他、ゴッドウィット(シギ)などの渡り鳥が夏を過ごすためにやってきます。1930年代に鳥類保護区となって以来、非常に手厚く保護されています。

ネルソン・レイクス国立公園内のロトイティ湖畔では、現在5000ヘクタールを越えるブナの森林を回復するという環境保全省(DOC)による大規模なプロジェクトが進行中です。この自然回復計画はこれまでのところ成功を収めており、森に鳥たちが戻りつつある様子を目や耳で感じ取ることができます。森林内には様々な距離のウォーキングコースがいくつもあります。道中に立てられた看板には同プロジェクトや森林内の動植物についての情報が紹介されています。
Nelson - Abel Tasman National Park
Nelson - Abel Tasman National Park
 

アドベンチャー/アウトドア・アクティビティ

この地方で最も人気の高いアクティビティのひとつが、アベル・タスマン国立公園内でのシーカヤックです。この国立公園は1942年に設定され、黄金色の砂浜、御影石の断崖、美しく澄んだ海で知られています。カヤックに乗って徒歩ではアクセスできない隠れた入り江を探索すれば、別の角度からこの地域の素晴らしさを体験することができるでしょう。個人でカヤックを借りることも、ガイド付きツアーに参加することも可能です。日帰りから数日間にわたるものまで、様々なツアーが催行されています。

アベル・タスマン・コースタル・トラックはニュージーランドの「グレート・ウォーク」のひとつに数えられています。総距離が52kmあり、全行程を歩く場合は平均3~5日かかります。宿泊にはトラック沿いにあるハット(山小屋)とキャンプ場が利用できます(有料)。

カフランギ国立公園内にあるヒーフィー・トラックも人気の高いトレッキングコースです。「グレート・ウォーク」の中で最も距離の長いコースで、全行程を歩くには4~6日間かかります。カフランギ国立公園ではニュージーランド固有の多様な動植物を見ることができます。グレート・スポッテッド・キーウィ(オオマダラキーウィ)が生息することでも知られており、運がよければ夜間にその鳴き声を耳にすることができるでしょう。
Nelson - Mapua wharf
Nelson - Picnic at Mapua wharf
 

アート/カルチャー

ネルソン地方は国内で最もアーティストの人口比が高い地方として知られており、現在350人以上の芸術家が活躍しています。芸術の表現方法は数限りなくあり、中でも「ワールド・オブ・ウェアラブル・アート」は特にユニークです。この舞台イベントは現在ウエリントンで毎年開催されていますが、元々は発起人のスージー・モンクリーフがここネルソンで始めたものです。ネルソンにあるワールド・オブ・ウェアラブル・アート・ミュージアムでは、年間を通じて煌びやかなイベントの様子を再現しています。

ネルソン地方では地元の芸術家や職人たちが協力し、この国の多様な文化を反映する幅広い種類のワークショップを開催しています。2時間から4日間まで様々なコースがあり、時には芸術家自身の工房で、直に技術を学ぶことができます。コース終了後は、自分の作った作品をお土産に持って帰ることができる場合もあります。ボーンカービングで自分のデザインしたペンダントを彫る、オリーブ園を見学してオイルのオリジナルブレンドに挑戦する、シーフードを採集して調理する、マオリ文化を学ぶツアーに参加するなど、バラエティに富んだ内容が用意されています。

ご存知ですか?

  • 国内初のラグビーの試合は、1870年5月14日にネルソンで行われました。
  • ネルソンには南半球最大のキャンプ場、タフナ・ビーチ・ホリデー・パークがあります。テント用の区画やキャビン、モーテル・ユニットなどが合計2000以上あります。
  • ネルソンは1841年に入植が行われた、国内で2番目に古い町です。
  • ネルソンの年間日照時間は2500時間を超え、国内で最も晴天の多い都市として知られています。