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トピックス

地域情報: タラナキ

 

地域情報: タラナキ

北島の西海岸に位置するタラナキは、海と山という対照的な地形を併せ持ち、それぞれを舞台にした様々なアウトドア・アクティビティが気軽に体験できることで知られています。一日のうちにサーフィンとスノーボードの両方を楽しめる、ニュージーランドでも数少ない場所の一つです。タラナキ地方といえば、中心にそびえるタラナキ山が有名ですが、その他、いくつもの美しい庭園やサーフィン海岸、そして歴史豊かな文化都市としても広くその名を知られています。

 

   

自然の魅力

標高2518mのタラナキ山は、地元マオリの人々にとっては聖なる重要な場所です。あらゆるレベルの人々が楽しめる全長300km以上ものウォーキング・トラックがあることでも知られています。冬になればスキーやスノーボードも楽しめるため、一年を通じてアウトドアに適した場所であると言えるでしょう。 山でのアドベンチャーの他にも、タラナキはニュージーランドで一番と言われるサーフィン・スポットを有しています。この地域では海岸線が北向きの面から南向きの面へ湾曲しているため、風向きがどうであれ、いつでもどこかで波が立っているのです。ニュー・プリマスとハウェラを結ぶ海岸沿いの道路、眺めのよいサーフ・ハイウェイ45沿いには、最高のサーフ・スポットがいくつもあります。

この地方では、初期マオリ入植の歴史とタラナキ土地戦争について目にする機会が多くあります。この地域の至る所に点在する歴史スポットでは、マオリそしてパケハ(マオリでない人々)の人々が、様々に苦しみ、挑戦してきた様子が見て取れます。パリハカの村では毎年、平和フェスティバルが行われ、地元のマオリの人々が、土地を奪われ植民地化されたことに対し非暴力で抵抗したことを称えています。

 

Taranaki - Mt Taranaki dominates
Taranaki - Mt Taranaki dominates
 

歴史

タラナキは歴史的に非常に重要な地方です。マオリとパケハの間で戦争が始まったのは、タラナキ地方にある町、ワイタラでした。また逆に、土地の没収と植民地化に対して非暴力の抵抗運動が始まったのは、パリハカの町です。これらの歴史に満ちた史跡が、タラナキ地方のあらゆる場所で見られます。

タラナキは、ニュージーランドでも初期からマオリの人々が住み始めた地域です。カヌー「トコマル」でやってきた人々の子孫である4つのマオリ部族、ナティ・タマ、ナティ・ムトゥンガ、ナティ・マル、テ・アティアワが、その部族です。しかし、19世紀初期にワイカト地方にいた部族が侵略を始めたため、たくさんの人々がこの地方を脱出することになります。彼らが去った後、1841年にイギリス移民が到着し、土地を買い始めました。逃亡していたマオリの人々は、帰ってくると、土地がイギリスに売られてしまったことに抗議をします。これがきっかけでマオリとパケハとの衝突が始まったのです。

マオリ語でタラナキは「滑るように動く頂上」という意味です。これは、この山が今の位置に移動してきたいきさつについてのマオリ伝説に由来します。もともとタラナキは、トンガリロ、ルアペフ、ナウルホエといった北島の他の火山と同じ地域に住んでいました。しかし彼は、トンガリロの妻、ピハンガという名前の小さな火山に恋してしまい、それが原因で追放されてしまいます。タラナキは沈む夕日を目指して西へ旅し、彼の涙はファンガヌイ川になりました。タラナキ山が雲に隠れているときは、彼が涙を隠しているのだ、とされています。
Taranaki - Oakura Beach
Taranaki - Oakura Beach
 

マオリ文化

マオリの史跡「パ(要塞)」が点在していることからもわかるように、タラナキ地方はマオリ文化の歴史にあふれています。パリハカの平和フェスティバルでは毎年、地元マオリの非暴力抵抗の歴史を称えています。

毎年開催されるパリハカ平和フェスティバルは、1860年代に行われたイギリスの植民地化に対して始まった、地元のマオリ・コミュニティの非暴力抵抗を称えるものです。この指導者としては、パリハカにいた二人、テ・フィティとトフが有名で、彼らは土地の没収に対して非暴力で抵抗するように人々を導きました。平和フェスティバルは毎年1月に行われます。平和や自然保護について理解を深めるイベントの他、ソウル、レゲエやその他の主なジャンルのミュージシャンたちが地元はもとより世界中から集まります。

プケ・アリキは、ニュー・プリマスの海岸沿いにある施設で、タラナキ地方の複雑な歴史について学ぶことができます。ここには、受賞実績のある博物館、図書館、インフォメーション・センターがあり、6000以上ものマオリの宝物(タオンガ)が所蔵されています。革新的で興味深い展示を見れば、タラナキ地方の様々なトピックスについてより深く学ぶことができるでしょう。

サーフ・ハイウェイ45に沿ってドライブするのも、タラナキ地方のマオリの歴史を学ぶ良い方法です。この風光明媚な海岸道路沿いには、歴史的戦場や丘の上にあるパ(要塞)跡があります。これら史跡の周辺を散策すれば、この地方の歴史について肌で学ぶことができるでしょう。
Taranaki - Puke Ariki Museum
Taranaki - Puke Ariki Museum
 

自然 / 野生の動植物

タラナキ山をなくしてこの地方を語ることはできません。この山はニュージーランドで二番目に標高の高い山で、ニュージーランドで最も「登られている」山でもあります。最も訪れやすい山の一つでもあり、急な斜面や火山灰土には野生の動植物が豊富に生息しています。ニュージーランドの自然を肌で感じるには絶好の場所です。

原生林に覆われた南斜面には、ゴブリン・フォレスト(悪鬼の森)と呼ばれる、この山独特の自然環境があります。このエリアは、雨が多く穏やかな海岸性気候のため、雨林がうっそうと茂り、大量のコケやシダ、コブだらけの木の幹が見られます。魅力的とは言いがたい、神秘的な気分になることでしょう。

旅情溢れる史跡周遊ルートとなっているフォーゴットン・ワールド・ハイウェイでは、古代マオリの交易路に沿ってこの地方の過去の栄光を見ることができます。この人里離れた道路をドライブすると、景色が開け、史跡の数々が現れます。西のタラナキ山、東のルアペフ山、ナウルホエ山とトンガリロ山も背景を彩り、この歴史の旅をさらに素晴らしいものにします。

タラナキ地方にはまた、国内外で高く評価された庭園もたくさんあります。シャクナゲ祭りが年に一度開催され、タラナキ地方に育つ素晴らしいシャクナゲの品種がいくつも展示されます。
Taranaki - Mt Taranaki in summer
Taranaki - Mt Taranaki in summer
 

アドベンチャー / アウトドア・アクティビティ

タラナキ地方では、あらゆる種類のアウトドア・アクティビティを楽しめます。自然の景観が多岐にわたることからもわかるように、ここでは、スノーボードとサーフィン両方を、一日のうちに楽しむこともできます。

タラナキ地方は、いつでもサーフィンに適した波があることでは世界最高レベルのサーフィン・スポットと言われています。その理由はタラナキの丸い形をした海岸にあります。この形によりサーフィンに適した多くの波を180度の角度で寄せ集めることができるのです。このため、海岸に沿って走る105kmの国道45号線はサーフ・ハイウェイ45と呼ばれています。

エグモント国立公園内にあるタラナキ山の斜面でもたくさんのアウトドア・アドベンチャーが可能です。山の斜面や周辺には、たくさんの遊歩道やトレッキング・コースがあります。10分で歩けるカマヒ・トラックから、山の周りを3日かけて歩くポウカイ・サーキットまで、どのような体力やレベルにも合うコースが必ずあります。ポウカイ・サーキットは、この山で最も人気のハイキング・コースの一つで、海岸線を見下ろす素晴らしい眺めを楽しめます。スノー・クライミングやアイス・クライミングの技術があるなら、プロのガイドと一緒にタラナキ山の頂上を目指すこともできます。
Taranaki - surfer near Sugar Loaf island
Taranaki - surfer near Sugar Loaf island
 

ご存知ですか?

  • タラナキ地方はしばしば、「ニュージーランドの庭」と呼ばれます。国の重要な庭園31のうち10がタラナキ地方にあります。
  • 1917年、「ジンジャー」が、ネコとして初めて、人手を借りないでタラナキ山に登りました。
  • 忘れ去られた(Forgotten)と名づけられたフォーゴットン・ワールド・ハイウェイ沿いの集落、ファンガモモナは、1989年に共和国宣言をしました。