ホロイランギ海洋保護区 Horoirangi Marine Reserve
ホロイランギ海洋保護区の背景には、見事な断崖に縁取られた丘陵地が広がっています。ネルソンの北、タスマン・ベイの東の端に位置するこの海洋保護区には、グレンデュアン(Glenduan)からアタアタ・ポイント(Ataata Point)にかけての沿岸1海里の範囲(904ヘクタール)が指定されています。
岸壁は素晴らしい風景の一部となっているだけではありません。この崖から崩れ落ちた岩石は幾重にも重なり、潮間帯に独特な岩礁を形成しています。このネルソン・ボールダー・バンクと呼ばれる海岸の岩石群は、地理的にも珍しいものです。
アタアタ・ポイント付近は地盤そのものが露出した岩場ですが、グレンデュアン側に近づくにつれて、丸みを帯びた岩石に覆われている部分が多くなります。このような連続的な変化が見られるのは、タスマン・ベイでもここだけです。
潮間帯に位置する岩石群の上層部は、波浪の影響で不安定なため、海洋生物の生育には適していませんが、下層部や岩盤が露出している安定した海底部は、様々な生き物のすみかとなっています。岸近くには貝類や甲殻類、ウニ、カイメン、ホヤ、海藻、魚などが生息しており、特にヒトデが多数認められます。沖の堆積層では、タスマン・ベイの他の海域と同様、ウニ、クモヒトデ、二枚貝といった、沈殿物や堆積物を餌とする無脊椎動物が生息しています。
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