マールボロ・サウンズ

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どこまでも続く外洋から守られた入り江、透き通った海水と美しい砂浜で楽しいひと時を過ごすことができるでしょう。森の中を歩いたり、カヤックで岬を迂回したりすると、次々と見たことのない風景が現れます。

マールボロ・サウンドは、その昔地殻運動で沈んだ渓谷部に太平洋からの海水が流れ込んでできあがったものです。複雑に入り組んだ海岸線には、ほぼ垂直に切り立った緑に覆われた崖と、波の穏やかな入り江や小さな砂浜が混在しています。マールボロ・サウンドは、クィーン・シャーロット・サウンド、ケネプル・サウンド、ペロルス・サウンドの3つの主な水域から成り立ち、この地域内の50ヶ所以上にある保護区の管理は、DOC(環境保全省)が行っています。

マールボロ・サウンドに点在する島々には、害獣のいない野生動物たちの保護区となっているものがいくつかあります。モトゥアラ島、ロング島、ブルーマイン島、オールポーツ島はいずれも、ピクニックや森林ウォーク、史跡めぐりに最適の場所です。

マオリの伝説によると、南島はアオラキ(空の神ラキヌイの息子)のカヌーで、このカヌーの船首が沈み込んでトタラヌイ(クィーン・シャーロット・サウンド)やテ・ホイエレ(ペロルス・サウンド)になったと言われています。風雨から守られたこれらの水路は、マオリの人々にとって食べものを得る格好の場となりました。外洋に出る危険を冒さなくても、ワカ(カヌー)をかついで丘を越えれば、双方の水路を自由に往来できました。

あの有名な英国の航海家キャプテン・ジェームス・クックも嵐からの避難所として、また食糧補給の場としてマールボロ・サウンドを利用しました。彼は1770年代シップ・コーブを基点として活動し、この地域に自生するある植物がビタミンC不足で起こる壊血病に効くことを発見しました。この草は「クックス・スカーヴィー・グラス」、つまりクック船長の壊血病の薬草と名付けられました。

現在、マールボロ・サウンドはカヤックとハイキングに人気の場所で、数多くのテント用キャンプ場も設けられています。カヤックやヨット、モーターボートの貸し出しも行われています。

また、1~2時間ほどの短い散策コースから複数日のハイキングまで楽しめる各種のトラックもあり、原生林やいくつもの美しい砂浜を辿って、様々な風景が見られます。その中の5コースはマウンテンバイクでの走行が可能です。

クィーン・シャーロット・サウンドの奥に位置するピクトンと、ペロルス・サウンドの奥のハブロックがこの一帯の拠点となる町です。ピクトンで発着するフェリーは、多数の乗船客や車を乗せて北島のウエリントンとの間を結んでいます。

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