ネーピアのアールデコ建築

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今も大切に保存されている1930年代の建造物をはじめとする街並みは、ネーピアならではの見所です。

1931年2月3日朝、マグニチュード7.9の大地震がホークスベイ地方を襲い、激しい揺れが3分以上も続きました。地震と火災で商業地区の中心部にあった建物はほぼ全壊し、260人近くの人が命を失ったといいます。 国の歴史に残る大災害に見舞われたネーピアですが、それが転じて真のアールデコの町として生まれ変わりました。 震災直後から町の再建が始まり、ネーピアは地震から2年で復興を遂げます。新しい建物には、直線的な幾何学模様のストリップ・クラシカルやスパニッシュ・ミッション、アールデコなど当時流行していた建築様式が取り入れられました。 米国の建築家フランク・ロイド・ライトを崇拝するルイス・ヘイ氏は、地元の建築家として大活躍、ヘイ氏が手がけた建物は、マオリの伝統的なデザインをモチーフにするなどニュージーランドらしさが生かされています。 例えば、ヘイスティングス通り(Hasteings street)とエマーソン通り(Emerson street)の角に立つASB銀行の建物には、コル(シダの新芽をモチーフにした渦巻き形のマーク)やジグザグ形の模様など、マオリの人々が伝統工芸に用いるデザインがあしらわれています。 1930年代の建築物がぎっしりと立ち並ぶその様子は実にユニークで、ネーピアの町には、まるでタイムカプセルから飛び出したような空間が広がっています。この独特の街並みを楽しむなら、観光案内所で地図を入手して、実際に町を歩いてみるのがよいでしょう。
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