多くの人はただ中つ国のうねるような丘陵地を夢見るだけかもしれません。フィリとキリの足跡を辿り、スマウグに奪われた財宝を取り戻すために、はなれ山を目指しましょう。広大なカンタベリー平野を通り、山脈や露出した岩盤に沿って移動し、ニュージーランドの地下深くへと下っていきます。
私はパラダイスへ連れていかれ、ヘリコプターで山の頂上に降ろされました。足跡がどこにもない、かつて誰も足を踏み入れたことのない大自然の中で360度のアングルで撮影が行われたのです。まさに想像をはるかに超える体験でした。
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神秘的なワイトモ洞窟の中へと下り、太古から形成されてきた不思議な石灰岩を見学しましょう。探索中はツチボタルの放つ光も楽しめます。
灯台の光が海外へ行く船路の誘導をしてくれます。
テ・プイアでは南半球で一番高く噴き上がる間欠泉を見学し、驚異のパワーを体験しましょう。
海へ繰り出し、海洋保護区のプア・ナイツ・アイランドの不思議な世界を探検しましょう。ここは色鮮やかな多様な海の生き物の宝庫です。
ドワーフ流の中つ国の冒険に出かけるなら、何を用意すればよいか見てみましょう。
カンタベリー地方のブレーマー高原牧場で、裂け谷への入り口を探す。
ドワーフ流の中つ国の冒険に出かけるなら、何を用意すればよいか見てみましょう。『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』に出てくる小道具のレプリカを持っていくのがおすすめです。
独特な光りが山間の草原地帯に反射し、湖は美しいターコイズブルーに輝き、険しい山々の姿が遠く水平線から浮かびあがります。裂け谷を目指しドワーフがオークに追われるシーンの撮影にプカキ湖のブレーマー高原牧場が選ばれたのも不思議ではありません。中つ国深くにどっぷり浸かる前に、ちょっと立ち止まって映画と同じように、裂け谷へ入る秘密の入り口を発見する様子を想像してみてください。
カンタベリー地方のブレーマー高原牧場で、裂け谷への入り口を探す。
迫りくるような岩壁、奇怪な形の石灰岩、古代の森など、ピオピオにあるマンガオタキ・ロックスは、あたかも「中つ国」のために造られたかのように完璧な背景が揃っています。ガイド付きウォークでデニーズ・ブラフの下をを探索してみましょう。トロールが出てこないか、用心していたほうがよいかもしれません。
マンガオタキ・ロックスの不気味な石灰岩の風景は、裂け谷に向かって仲間たちが旅を続ける背景に使われました。
ワイトモ・ケーブスはアグラロンドと対抗するかのような非現実的な地下の洞窟です。無限に続く洞穴の数々を見学してみましょう。太古から形成されてきた水溜りに水が滴る音が響いています。ツチボタルの神秘的な光だけが灯る真っ暗な洞窟を探検するのもよいでしょう。
ワイトモのツチボタルの洞窟では天井がキラキラと神秘的に輝きます。
南島の北部、ブレナムとネルソンの真ん中あたりにあるペロルス川は 『ホビット竜に奪われた王国』に登場する樽で逃げるシーンが撮影されたところです。ピーター・ジャクソン監督はニュージーランドの原生林に覆われた固い岩壁と、樽から降りる砂浜のシーンにここを選びました。ここはほぼ間違いなくニュージーランドで最も美しい川のひとつです。
マールボロの澄んだ美しいペロルス川はフォレスト川のロケーションとしてパーフェクトでした。
パラダイスはニュージーランドのサザンレイクス地方にある小さな集落の名です。壮大な自然の他にはほとんど何もない美しい場所です。実際に見てみれば、ピーター・ジャクソン監督が『ホビット』のビヨルンの家や『ロード・オブ・ザ・リング』のアイゼンガルド、ロスロリエン、アモン・ヘンの背景に選んだことに納得がいくはずです。ここでは、雪を頂く大きな山々、傾斜のきつい高山の渓谷、網状に流れる川などの景色を眺めてみましょう。
ここは私が常に思い描いていた中つ国そのものです。
緑竜館ではホビットの友人たちと会い、最近のアドベンチャーについて語り合いましょう。温かい雰囲気の中で仲間たちと集い、中つ国を行く旅についてじっくり考えてみましょう。
ホビトンの緑竜館は誰でも忘れられない思い出の場所となります。内装は映画で見たそのものです。
