ワイトモから南下していく間、キング・カントリーと呼ばれる地域を通ります。
正式な名称ではないものの、昔の戦争で植民地軍がワイカト地方に侵攻したとき、マオリ王を中心とする勢力が北島中央部の西側に押しやられ、一帯の森林がキング・カントリーと呼ばれるようになりました。ファンガヌイ川のほとりに位置するタウマルヌイは周辺地域の探索の拠点にぴったりです。
ここから少し進むと、トンガリロ国立公園の玄関口にあたるナショナル・パークの村に到着します。国立公園の3つの火山は見た目にも印象的です。ハイキング、スキー、ラフティングなど、多彩なアウトドアが楽しめます。トンガリロ・アルパイン・クロッシングは世界屈指の日帰りウォークとして知られています。
トンガリロ国立公園からファンガヌイへは2通りの行き方があります。ピピリキ経由の曲がりくねった長い道は、美しいファンガヌイ国立公園を通ります。沿道には行き先のない橋やカワナ・ミル、ピピリキ博物館などの見どころがあります。もう1つは普通の道路を走るルートで、川沿いの穏やかな丘陵を通る国道4号線を走ります。
ファンガヌイはニュージーランドの入植地としては最古の部類に入る街で、長い歴史を受け継いでいます。復元された歴史保存地区を散策したり、ニュージーランドで最も長い航行可能な河川で楽しめる様々なアクティビティに参加したりして過ごしてください。
ウエリントンに向かっていく道中には興味深い場所がたくさんあります。アンティークショップの並ぶブルズ、野鳥の集まるマナワツ川河口、レビン近くの美しい砂丘湖などに立ち寄りながら旅を続けましょう。パラパラウムの沖合には珍しい固有種、在来種の鳥類が生息する自然保護区、カピティ島が浮かんでいます。ここでは鳥たちを間近に見ることができます。
ウエリントンは文化色豊かで個性的な魅力が詰まった都市です。ハーバーと丘陵地の間に位置する中心街は徒歩で散策するのが一番です。ウエリントンは博物館とアート・ギャラリーの豊富なことでも知られています。ニュージーランドの国立博物館テ・パパ・トンガレワは北島中央部の旅の締めくくりにぴったりです。
ニュージーランドで車を運転する前に知っておきたい重要なポイントを確認しましょう。