冬ならではの究極の遊び場がここにあります。アドベンチャーもリラクゼーションも含めて、ニュージーランドの北島は冬の旅に必要なもののすべてを備えています。
ウエリントンはグルメ自慢の街です。人口1人当たりのカフェの数はニューヨークを上回り、路地裏にはレストランが軒を連ねています。地元の人々の間では、フラットホワイトはウエリントンで誕生したと言われていますが、これについては熱い議論が交わされているようです。
プレファブ・イータリーは自家焙煎のコーヒーとおいしい焼き菓子で知られています。
ナイト・フラワーは1800年代半ばから1930年代のカクテルを専門に扱うカクテルバーです。この街で流行の最先端を行く人たちと交流できるでしょう。シラバブ、ポセット、ミルクパンチといった用語を調べてからお出かけください。
ウエリントンで最もキュートなレストラン、ブルコット・ストリート・ビストロは、受賞歴のあるシェフ、レックス・モーガンの店です。定番と新しさを融合させたフランス料理はウエリントンで評判になっています。
地下のトンネルや川が入り組む迷宮の奥では、夜空にきらめく星のように小さな青い光がまたたいています。
それは生物発光するツチボタルの光です。青い輝きの美しさは写真ではとらえきれません。
この素晴らしい生き物は、世界的に有名なワイトモ洞窟の中で小舟に乗るガイド付きツアーに参加すると実際に見ることができます。さらにアドベンチャーを体験したい場合は、ブラックウォーター・ラフティングのツアーに挑戦してみてください。な「黒い迷宮」や「黒い深淵」といった名前がツアーについている理由は、行けば納得できるはずです。どのツアーを選んでもツチボタルが主役として登場することは確かです。
北島のスキーやスノーボードの本場はルアペフ山です。この山の3ヵ所に計1,000ヘクタールのスキー場があります。火山地形の特徴を活かしたボウルやヒット、ドロップが楽しめます。
なかでもファカパパとトゥロアの2つは大規模です。ファカパパは初心者向けのゲレンデが充実しており、トゥロアはニュージーランド最大の高低差、722mの滑走ができることで知られています。シンプルな方がお好みなら、トゥキノ・スキフィールド(opens in new window)へ。スキークラブ所有のリゾートなので一般向けのスキー場ほどの設備はありませんが、混雑を避けてパウダースノーを体験したい場合には絶好の場所です。
ファレカウハウ・カントリー・エステートはリムタカ山脈のふもとにあるニュージーランド屈指のホテルです。起伏に富んだパリサー・ベイの海岸線を眺めながら、大自然の中で心身ともに心ゆくまでリフレッシュできます。
タイロア・ロッジは洗練された、それでいて親しみやすいヴィクトリア調のヴィラで、受賞ガーデンに囲まれた品の良い歴史的建造物に泊まれます。週末の小旅行に最適です。
シンガポールとほぼ同じ大きさの湖とルアペフ山が目の前にあるタウポは、ニュージーランドでもとっておきの場所と言えます。まずはマイン・ベイにあるナトロイランギのマオリの彫刻へ。この彫刻のある岩壁はボートでしかアクセスできないので、特別な体験になるでしょう。続いてフカ滝へ行くと、狭い渓谷を流れ落ちる滝の圧倒的な水量に驚くはずです。寒い冬の一日の締めくくりには、タウポ・デブレッツ・ホット・スプリングスの温泉がぴったりです。
冬は特に、美味しいものを食べるとほっとします。ニュージーランドらしい料理を試して見たいなら、マオリの伝統料理「カイ・マオリ」がおすすめです。
テ・パ・トゥ(opens in new window) は、カイ・ホロタイ (マオリ流のカナッペ)、ハンギ (地中で蒸し焼きにする料理)など、マオリの一流シェフが考案したフュージョン料理を提供しています。
オークランドでは、ブルー・ローズ・カフェでハンギ・パイが味わえます。伝統的な方法で調理されたスモーキーな豚肉、かぼちゃ、じゃがいも、さつまいもなどが入ったこのパイは、究極のソウルフードと言えるでしょう。
自分で作ってみたいという方は、ツリートップス・ロッジ・エステートのワイルド・フード・クッキング・スクールに参加すると、自生する植物やハーブの調理法を学び、一日の終わりにグループで一緒にご馳走を堪能することができます。